スルガ銀行チャンピオンシップで浦和レッズと対戦したシャペコエンセ【写真:Getty Images】
ブラジルのシャペコエンセが、ブラジル全国選手権1部残留を決めた。ブラジル国外のメディアも驚きをもって伝えている。
約1年前に搭乗していた飛行機が墜落する不運な事故に遭い、クラブの多くの人が命を落としたシャペコエンセ。ブラジルサッカー連盟は当初、シャペコエンセを支援する目的で「3年間降格なし」の特別措置をとることを検討していたが、シャペコエンセ側が同じ条件で戦うことを希望してシーズンに臨んでいた。
シャペコエンセの挑戦は当初厳しいものになると思われたものの、シーズンが始まると好不調の波はあったが順調に勝ち点を積み重ね、16日のビトーリア戦で勝利を収めたことで3試合を残しての1部残留が決定。選手とスタッフが喜びを爆発させている。
71名の死者を出した飛行機事故にチームの大半が遭い、クラブがほとんど崩壊してしまったシャペコエンセ。それから1年でブラジル1部リーグで戦い抜き、さらに残留も成し遂げたことは、奇跡的なことと言えそうだ。
【了】