日本でのファンイベントに参加したフランク・ランパード氏【写真:編集部】
元イングランド代表のフランク・ランパード氏が、古巣チェルシーの今季のパフォーマンスや監督就任への意欲について語った。
2001年にウェストハムからチェルシーに移籍したランパード氏は、クラブ歴代最多となる公式戦通算209得点を記録し、2013/14シーズン終了後に退団している。
チェルシーとパートナー契約を結ぶ横浜ゴムの創業100周年記念パーティーに参加するため今月8日に来日したランパード氏は、都内で行われたファンイベント前に取材に応じ、古巣のチェルシーがプレミアリーグ優勝を果たした昨季に比べて今季は難しいシーズンを送っていると語った。
「今季はチャンピオンズリーグ(CL)を戦わなくてはならないし、マンチェスター・シティが良いスタートを切っている。エンゴロ・カンテやアルバロ・モラタ、エデン・アザールが怪我から戻ってきたことで良い試合が出来ているが、シティに対抗するにはCLも並行して戦わなければならないので、難しい局面に立たされている」
今季のリーグ戦ではすでに3敗を喫しているチェルシーだが、今月5日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦ではホームで1-0の勝利を収め、リーグ優勝争いのライバルとの勝ち点差を縮めている。
ランパード氏はこの勝利について「とても大きな勝利。このようなエネルギーやスタイルを続けることができれば、チェルシーは良い結果を残せるだろう」と称えた。
ファンイベントには約300人のチェルシーファンが詰めかけ、ランパード氏のトークショーも行われた。ファンからチェルシーの監督になる可能性を問われたランパード氏は「イエス」と答え、自身の将来像を明かした。
「気持ちがあるだけで監督になることはできない。まずはライセンスを取らなければならない。今は若い選手のコーチを務めるなどの努力をしているところだ。将来はどこかのクラブの監督になりたいと思っているが、是非チェルシーの監督になりたいと思っている」
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