クリスティアーノ・ロナウドはゴールを取り戻せるのだろうか【写真:Getty Images】
例年驚異的なペースでゴールを積み重ねてきたクリスティアーノ・ロナウドだが、今季は開幕からエンジンがかからない。リーグ戦7試合1ゴールという成績に、最近は「衰えた」との指摘が飛ぶこともある。
だが、本人はそういった否定的な憶測に耳を貸さない。仏紙『レキップ』で、自身への批判に対して反論する。
「僕はゴールマシーンのように見られる。いつでもゴールを決めているように思われるんだ。もしそうでない場合も、僕がいいプレーをしているかそうでないかなど、誰も気にしない。ゴールだけで判断される」
「批判は受け入れる」と語るC・ロナウドだが「僕について人々が語ることには同意しない。人々はうまくいっている時、まあまあな時、ゴールを決められない時の違いがわからないんだ」と、大衆の“見る目のなさ”を指摘する。自らのチームへの貢献はゴールだけにとどまらないということのようだ。
そもそもC・ロナウドがゴールを決められないことへの批判は、チームの成績がともなっていないことにもつながっている。昨季王者のレアル・マドリーは、今季リーグ戦11試合を終えた段階で、すでに首位バルセロナに勝ち点8差をつけられて3位と苦しんでいる。
だが、マドリーの7番を背負う32歳は「完璧ではないが、いい感じだよ。僕はハッピーだし、感触はいい。リーグ戦でいくつか勝ち点を落としてはいるが、チャンピオンズリーグ(CL)では問題ない。シーズンはまだ始まったばかりで、試合はたくさん残っている。落ち着いて、努力をし続けなければならない。そうすれば僕らが良くなっていくのは明らかなんだから」と語り、現状を心配する様子はない。
今週末にはアトレティコ・マドリーとのマドリード・ダービーがあり、CLのグループステージも終盤、そして来月にはクラブW杯とバルセロナとのエル・クラシコが待っている。厳しい日程と重要な試合が続くこの先、C・ロナウドはピッチ上で批判を跳ね返すだけの結果を残せるだろうか。
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