デ・ブルイネと対峙する井手口陽介【写真:Getty Images】
【日本 0-1 ベルギー 国際親善試合】
日本代表は現地時間14日、国際親善試合でベルギー代表と対戦し0-1で敗れた。MF井手口陽介は、ブラジル戦に比べてできたことがあるとしながらも、チームとしても個人としても成長が必要と感じている。
マンチェスター・シティで絶好調のMFケビン・デ・ブルイネにつくことが多かった井手口。ワールドクラスの相手に課題は多いと感じたようだ。
「プレッシャーに行っていたつもりですけど、全然まだまだ甘いし、普通に自由にボールの配給もやらせてしまった。ゴール前に飛び出されてシュートを打たれる場面もあったので、全然まだまだ寄せなきゃやられていたシーンだったと思う」
一方、全体の守備については「ブロックであいまいにならず、行くときは行く、行かないときは行かない、というのがブラジル戦に比べるとはっきりできたんじゃないかなと思います」と話した。
井手口は今回の2試合を終えて、「まだまだホントに個人としての能力も足りないと思うし、全てにおいて物足りなさを感じた。このできなかった部分を帰ってしっかり練習から毎日追い求めてやっていきたい」と課題を感じている。
トップレベルの相手を肌身で感じた井手口。海外移籍について問われると、「そうですね。このトップクラスの選手とやれたので、まあ多少はそういう気持ちは出てきましたかね」と答えた。
「(W杯までの)7ヶ月でチームとしても成長していかなければいけないですけど、やっぱり個人個人が成長すれば、チームとしても必然的にレベルアップすると思うので、僕ももっともっとレベルアップできるように頑張っていきたいです」
今回の欧州遠征で“現在地”を知った日本代表。これからは目的地への行き方を探らなければいけない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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