元アルゼンチン代表のガブリエル・バティストゥータ氏【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表FWのガブリエル・バティストゥータ氏は、自身の保持していた同国の最多得点記録をリオネル・メッシに破られたことは悔しいという正直な思いを語った。アルゼンチン『テレフェ』のインタビューに答えている。
1991年から2002年までアルゼンチンのエースストライカーとして活躍したバティストゥータ氏は、通算77試合の出場で54ゴールを記録。ディエゴ・マラドーナ氏の34得点を上回ってアルゼンチンの歴代最多得点者となった。日本代表が初めてワールドカップ(W杯)に出場した1994年大会の初戦で日本から決勝点を奪った選手でもある。
だがメッシは昨年6月、コパ・アメリカのアメリカ戦でバティストゥータ氏を上回る通算55ゴール目を記録。現在ではその数字を61点にまで伸ばしている。
バティストゥータ氏はメッシに記録を抜かれたことについて振り返り、「少しどころではなく、かなり不満だ」と本音でコメント。「どうでもいいようなことではなかった。世界中のどこへ行っても、『アルゼンチンの歴史上最高の点取り屋』だと言われていたのだからね」と語った。
現在30歳のメッシは、さらに大きく記録を伸ばしていくとバティストゥータ氏は考えている。「私の2倍は決めるだろうね。信じられないよ。私にとって唯一の良いことは、“異星人”の次に続いているということだけだ」と同氏はメッシを称えた。
【了】
★W杯予選まとめはこちら★