ビデオ判定初体験でPK献上
日本代表とブラジル代表【写真:Getty Images】
【日本 1-3 ブラジル 国際親善試合】
10日にフランスのリールで国際親善試合が行われ、FIFAランキング44位の日本代表はFIFAランキング2位のブラジル代表と対戦。この試合で、日本は2018年ロシアW杯でも着用する新ユニフォームを着て試合に臨んだ。
ブラジルは所属クラブで好調なネイマールやガブリエル・ジェズスなどを先発起用。対する日本は長友佑都や長谷部誠、大迫勇也などがスタメン出場を果たした。これまで日本はブラジルと11回対戦したことあるが、2分9敗で1度も勝利をおさめたことがなく、直近3試合は無得点11失点。今回が12回目の対戦となる。
試合開始して10分、日本にとってA代表初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入試合で主審がVARを使用。ペナルティーエリア内で吉田麻也がファールを犯していたとしてブラジルにPKのチャンスが与えられる。このPKをネイマールにしっかりと決められ先制を許してしまった。
さらに17分、ブラジルのカウンターを防ごうとした山口蛍がペナルティーエリア内でファール。またもブラジル代表にPKのチャンスを献上したが、ネイマールが蹴ったPKはGK川島永嗣がスーパーセーブした。しかし、直後のコーナーキックからのこぼれ球をマルセロに押し込まれ2失点目となる。
日本も30分、ゴール前のフリーキックから吉田が直接ゴールを狙ったが惜しくもバーに弾かれた。すると36分、パス回しから守備を崩されジェズスに3点目を決められてしまう。57分には酒井宏樹に対するネイマールのファールを主審がVARを使って確認し、ネイマールにイエローカードが提示された。
おされていた日本は63分、コーナーキックから槙野智章がヘディングシュートを決めて1点を返す。結局、ブラジル戦で4試合ぶりに得点するも1ゴールだけにとどまり、日本は1-3の惨敗を喫している。12回目の対戦でも勝てず12戦未勝利となった。
【得点者】
10分 0-1 ネイマール(ブラジル)
17分 0-2 マルセロ(ブラジル)
36分 0-3 ジェズス(ブラジル)
63分 1-3 槙野(日本)
【了】