昌子源【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間8日、ブラジル代表との国際親善試合に向けてフランスで練習を行った。
ネイマールを筆頭にブラジルの攻撃陣はワールドクラスが居並ぶ。主力CBに成長した昌子源は「1対1で絶対止めろと言われたらやっぱ難しいと思う」と相手の力を認める。そして、「その中でカバーだったり、それぞれが意識を持っとかないと非常に難しい試合になるんじゃないか」と続けた。
「ペナ(PA)に入る手前とかでブロックを組んだら、さすがのブラジルでも攻めあぐむと思う」と昌子は分析する。「それがおもろいかっていったら、おもろない」とし、「僕らからチャレンジする時があってもいい」と積極的に戦う意思を示した。
もちろん、ブラジルを相手にハイプレスをかけ続けることが難しいのは昌子もわかっている。だが「ウチが取られたすぐとか、そこで引くのはもったいない」と話す。自分たちからボールを奪いに行くタイミングがあれば、それを実践すべきという考えだ。
相手にボールを握られ、押し込まれる時間はこれまでの試合よりも長くなるだろう。しっかり耐えなければならない場面も増える。しかし、守っているだけという状況が続けばそれだけ心身に負荷がかかる。昌子が言うように、どこかでチャレンジする瞬間を作り出したいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】