バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、来年のロシア・ワールドカップ（W杯）で同国代表が優勝を飾ったとすれば、あることを実行するという“公約”を口にした。アルゼンチン『TyCスポーツ』によるインタビューの中で語っている。

　W杯南米予選では苦戦を強いられたアルゼンチンだが、先月10日に行われた最終節のエクアドル戦ではメッシがハットトリックを達成して3-1の勝利。エースの大活躍が母国を救い、W杯出場のチケットをもたらした。

　アルゼンチンメディアのインタビューに応じたメッシは、もしW杯で優勝したとすれば“聖地”への徒歩での巡礼を行ってはどうかという提案に対して返答。「サン・ニコラスへ行こう。そうすべきなら行くよ」と語った。

　ブエノスアイレス近郊のサン・ニコラスは、聖母の出現などの奇蹟が起きたとしてキリスト教の聖地だとされている。メッシが家を持つアロヨ・セコからは徒歩で約50kmの距離になるという。

　バルサで数々の栄冠を手にしてきたメッシだがアルゼンチン代表ではタイトルが遠く、W杯優勝は「歴代最高」の選手となるため唯一欠けているものだとも言われる。アルゼンチン代表を32年ぶりの世界一へと導き、公約を果たすことができるだろうか。

【了】