アヤックスに所属する20歳のMFフレンキー・デ・ヨングに注目が集まっている【写真:Getty Images】
ナイジェルでも、シームでも、ルークでもない。ヨーロッパで新たな“デ・ヨング”が注目を集めている。
英紙『サン』は、アヤックスに所属する20歳のMFフレンキー・デ・ヨングにアーセナルやマンチェスター・シティ、チェルシーといったプレミアリーグの強豪クラブが関心を寄せていると報じた。
オランダのウィレムIIという中堅クラブの下部組織で育ったデ・ヨングは、17歳でエールディビジ(1部)デビューを果たし、名門アヤックスへ引き抜かれた。
一度は経験を積ませるために古巣のウィレムIIへレンタル移籍したが、復帰から昨季までの1年半は2部リーグに参戦しているアヤックスのBチームでレギュラーとして活躍。昨季途中にトップチームデビューを飾り、堂々たるプレーで一躍注目の的となった。
中盤の中央からゲームを組み立てる司令塔タイプのMFで、高い技術と卓越したプレービジョンにアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督やシティのペップ・グアルディオラ監督が惚れ込んでいるという。
特にアーセナルは獲得に強い関心を示しており、今冬の移籍市場で移籍金500万ポンド(約7億5000万円)のオファーを提示する準備を進めていると『サン』紙は伝えている。
経験不足は否めないが、今季はアヤックスで既に8試合に出場しており、実力と将来性は折り紙つき。オランダの世代別代表にも継続的に選ばれており、同国の未来を背負って立つ逸材として期待されている。
プレミアリーグに参戦し、より高いレベルで研鑽を積めば、スケールの大きなワールドクラスの司令塔になれるポテンシャルを秘めている。アーセナルはメスト・エジルやアレクシス・サンチェス、ジャック・ウィルシャーら攻撃の軸となりうる選手たちに退団の噂が持ち上がっており、デ・ヨングがチャンスを掴みやすい環境になるかもしれない。
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