マンチェスター・U時代に香川真司を指導した経験を持つデイビッド・モイーズ氏がウェストハムの新監督に【写真:Getty Images】
スラベン・ビリッチ監督を解任したウェストハムは7日、デイビッド・モイーズ新監督の就任を発表した。契約期間は明かされていない。
モイーズ新監督はエバートンやマンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダ、サンダーランドの監督を歴任してきた。近年は目立った実績を残せておらず、昨季もサンダーランドの降格を阻止できなかったが、約半年ぶりにプレミアリーグの舞台に帰還する。
先週末4日のリバプール対ウェストハムの試合後、『BTスポーツ』の番組内でウェストハムの監督に関心はあるかと問われたモイーズ新監督は「コンタクトはとっていない」としながら、「(監督の座に)空きが出るなら、『イエス』だ」と、早期の現場復帰と指揮官就任に意欲を示していた。今回は自身の希望が叶ったことになる。
ウェストハムのデイビッド・サリバン共同代表はクラブ公式サイト上でコメントを発表した。新監督就任にあたって、モイーズ氏を監督に「ふさわしい男」と評価し、「彼はピッチ上で高く評価され、リスペクトされており、新鮮なアイディアや組織、情熱を持ち込んでくれる」と期待を寄せている。
モイーズ新監督はクラブによる最初のインタビューで「サポーターと会うこと、我々とともにスタジアムにいることをを非常に楽しみにしている。我々にはサポートが必要で、皆がともにいてくれる必要がある」と、サポーターに団結を呼びかけた。
ウェストハムは現在、プレミアリーグ11試合を終えて2勝3分6敗の18位に低迷している。モイーズ新監督は7日午前中のトレーニングからチームの指揮を執り、初陣は19日のワトフォード戦になる見込み。豊富な経験を生かし、クラブが満足する結果を残して汚名返上といきたいところだ。
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