サンフレッチェ広島時代の塩谷司【写真:Getty Images for DAZN】
UAE1部のアル・アインFCは5日、同クラブに所属する日本代表DFが左肩に重傷を負って手術を受けると発表した。
現地時間4日に行われたアラビアン・ガルフリーグ(UAE1部)の第7節、アル・ワフダ戦に先発出場した塩谷は、試合終盤に相手のアルゼンチン人FWセバスティアン・タグリアブエとの衝突で負傷。89分にラシード・サイードとの交代を余儀なくされていた。
この負傷を受けて検査を受けた塩谷だったが、アル・アインは「肩に重傷を負った」と発表している。掲載された写真によれば痛めたのは左肩で、手術は6日に実施されることも明らかになった。また、UAE紙『ナショナル』によれば、塩谷の負傷は左肩の脱臼である可能性が高いという。
アル・アインのガニム・ムバラク・アル・ハジェリ会長はクラブ公式サイト上で「塩谷の負傷は深刻で、チームは長い間、メンバーの中で最も重要な選手の1人を欠くことが予想される」と、日本人DFの長期離脱の可能性を示唆し、不在を嘆いた。
また、アル・ハジェリ会長は「残念ながら塩谷は故意に押され、相手選手とぶつかった。アル・アインの選手であろうと、どんなライバルチームの選手であろうと関係なく、選手は守られなければならない。今回の件はレフェリーの責任の下にあり、我々はピッチ上におけるジャッジの質の向上のために声を上げ続ける必要がある」と述べ、塩谷が負傷した一連の流れにおいてレフェリーの判断を批判した。
なお、塩谷の全治までの期間や具体的な復帰時期については明らかになっていない。試合は1-0でアル・アインが勝利を収めた。
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