ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏、ミランの新監督に?【写真:Getty Images】
ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督がクラブを去ることになるとすれば、現在同クラブのプリマヴェーラ(ユースチーム)で指揮を執っているジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が新監督の最有力候補だという。4日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
夏には大型補強を行ったミランだが、今季セリエAでは11試合を終えてすでに5敗。上位争いからは引き離されており、モンテッラ監督の立場は危ういと言われ続けている。
元フィオレンティーナ監督のパウロ・ソウザ氏が新監督候補だとも報じられていたが、ソウザ氏は中国の天津権健の新監督に就任することが濃厚になったという。ミランの新たな新監督候補としては、ガットゥーゾ氏の“内部昇格”の可能性が高まっているとみられている。
ミランで選手として長年活躍したガットゥーゾ氏はクラブをよく知っており、ファンからの人気が高いことや、内部昇格によりコストがかからないこと。また、来シーズン以降に改めて経験豊富な大物監督を迎えるまで、数ヶ月間の“繋ぎ”を受け入れる監督を他に見つけるのが難しいことなどがその理由だとされている。
ガットゥーゾ氏はこれまでに監督としてスイスのシオン(選手兼監督)、イタリア2部のパレルモ、ギリシャのOFIクレタ、イタリア2部のピサを率いた経験を持つ。昨季のピサではリーグ最少失点という堅守を誇りながらも3部降格に終わり、その後退任してミランのプリマヴェーラ監督に就任した。
【了】