川崎フロンターレのMF中村憲剛【写真:Getty Images】
4日、YBCルヴァンカップ決勝が行われ、セレッソ大阪が川崎フロンターレに2-0で勝利し優勝。川崎フロンターレは、同大会4度目の準優勝となった。
クラブ史上初のタイトル獲得をかけ挑んだセレッソとのルヴァンカップ決勝では、1分のセレッソのゴールを皮切りに川崎は不利な展開に追いやられた。引いた相手を崩すのに苦労した川崎は、徐々にチャンスを作り出していくもなかなか得点を奪えず。92分には相手にダメ押しとなる点を決められ、2-0の敗北に終わった。
しかし川崎にとって同大会の決勝で敗れることは珍しいことではない。ルヴァンカップの前身となるナビスコカップでは、2000年に鹿島アントラーズ、2007年にガンバ大阪、2009年にFC東京相手に決勝の舞台で敗れているのだ。さらに、それぞれ0-1、0-1、0-2というように完封負けを喫している。
今回の決勝でも川崎は1得点も上げることができず。リーグ1位タイの64得点を記録している攻撃陣は、この日はセレッソ守備陣の前に力を発揮することができず、苦杯をなめる形となった。
“シルバーコレクター”の印象が強い川崎だが、今季はまだリーグ戦での優勝争いが残されている。残り3節を残して鹿島との勝ち点差は4。ルヴァンカップ準優勝の悔しさを糧に、リーグ戦での逆転を果たすことはできるのだろうか。
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