フェルナンド・トーレスはアトレティコ・マドリー退団を決断したようだ【写真:Getty Images】
スペインのラジオ『カデナ・セル』は1日、FWフェルナンド・トーレスが来年1月にアトレティコ・マドリー退団を決断したと報じた。
F・トーレスは今夏アトレティコとの契約を2018年夏まで延長していた。しかし、出場機会が激減している現状に満足しておらず、来年1月の移籍市場で新天地を求めることを決めたという。
今季はFIFAによる補強禁止処分の影響で新たな選手を獲得できなかったアトレティコだが、F・トーレスの序列は昨季よりも下がった。エースのアントワーヌ・グリーズマンは不動で、リーグ戦は8試合に先発出場している。
他にもFW登録の選手ではアンヘル・コレアが8試合、レンタル帰還組のルシアーノ・ビエットが4試合、負傷から復帰したケビン・ガメイロが2試合のリーグ戦に先発出場している。一方、F・トーレスがリーグ戦に先発したのはわずか1試合のみで、5番手という立ち位置になっている。
さらに来年1月にはジエゴ・コスタの加入も決まっており、F・トーレスの序列は6番手になることが濃厚。現在は途中出場でピッチに立つこともあるが、その機会すらほとんどなくなってしまうと見られている。この事実は本人も理解しているという。
報道によればすでにアメリカや中国からオファーが届いており、33歳になった元スペイン代表ストライカーはそれらを真剣に検討し始めているとのこと。以前は「アトレティコは僕の家。今後もここでプレーをし続けて引退することが目標だ。他の選択肢は頭の中にない」と語っていたが、ディエゴ・シメオネ監督との信頼関係は希薄になり、移籍に向けて他クラブからのオファーを受け入れる準備ができているようだ。
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