チェルシーからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したネマニャ・マティッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドやエバートンで活躍した元イングランド代表DFのフィル・ネビル氏は、今季のチェルシーの苦戦はMFネマニャ・マティッチの放出に起因していると指摘した。英メディア『BBC』で話している。
チェルシーは現地時間10月31日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節の試合でローマと対戦し、アウェイで0-3と完敗を喫した。プレミアリーグでも首位マンチェスター・シティに早くも9ポイントの差をつけられ、連覇に向けた戦いの状況は厳しいものとなっている。
P・ネビル氏は、チェルシーが抱えている問題点は「『マティッチ』の一言だ。ネマニャ・マティッチを売り払った瞬間こそが間違いだった」とコメント。夏の移籍市場でセルビア代表MFをマンチェスター・ユナイテッドへ移籍させたことが全ての元凶だという見解を述べた。
「(マティッチ売却の)決断をしたのが誰であれクビにするべきだ。私がプレミアリーグで見てきた中でも最悪の決断のひとつだった」とP・ネビル氏。「チェルシーの選手の誰に聞いても、戻ってきてほしい選手はマティッチだと答えるだろう。マティッチの穴は埋められていない。私なら練習場の壁に鎖で繋いででも引き留めた」と移籍市場での失敗を批判している。
マティッチはチェルシーで指導を受けたジョゼ・モウリーニョ監督からの誘いを受け、移籍金4000万ユーロ(約53億円)でユナイテッドへ移籍。ユナイテッドでもレギュラーポジションを確保し、今季の好調な戦いに大きく貢献している。
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