ボルシア・ドルトムントのピーター・ボス監督【写真:Getty Images】
MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントは、現地時間1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節の試合でキプロスのAPOELと対戦する。今節の結果次第では、早くもCLからの敗退が決定してしまう危機に立たされている。
ドルトムントは第1節でトッテナムに、第2節でレアル・マドリーにいずれも1-3で敗戦。APOELとアウェイで対戦した前節も1-1はドローに終わり、3試合で勝ち点1の獲得にとどまっている。
勝ち点7で並ぶトッテナムとマドリーが1日の試合で引き分けて、ドルトムントがAPOELに敗れたとすれば、その時点でドルトムントは3位以下が確定する。今節の時点で敗退が決まらなかったとしても、2位以内への浮上に向けた状況が厳しいことに変わりはなさそうだ。
試合前日の会見に臨んだピーター・ボス監督は、それでも諦めない姿勢を強調した。「まだ可能性があるのなら信じなければならない。私はそうするし、選手たちもそうするだろう」と会見でのコメントを独誌『キッカー』などが伝えた。
ブンデスリーガで開幕から5試合連続無失点と堅守を誇っていたドルトムントだが、最近3試合では9失点と失点が激増。戦い方に柔軟性がないことがその原因だという批判も受けている。
ボス監督は、「もちろんプランBも準備している」と主張。だが2-4で敗れた先週末のハノーファー戦では「プランAを正しく実行できなかったこと」が問題であるとして、基本となるスタイルでの戦いの質を高めることがより重要だと述べている。
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