ELアーセナル戦のためチケットを持たないままロンドンに集結したケルンサポーター【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は30日、大迫勇也が所属するケルンに罰金6万ユーロ(約800万円)を科すと発表した。
これは9月14日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ初戦、アウェイでのアーセナル戦で起きた騒動によるもの。元々アウェイサポーター向けには2900枚のチケットしか割り当てられていなかったが、チケットを持たないケルンサポーター2万人が試合開催地のロンドンに集結した。
一連の騒動の最中にはケルンサポーターが警備スタッフと衝突し、5人の逮捕者が出た。また安全上の問題から、試合自体の開始時間が1時間遅れるなど多方面でトラブルが起きた。今回UEFAの処分対象となったのは、群衆の暴動や花火(発煙筒)の使用など4項目となっている。
また、2年間の執行猶予つきでアウェイゲーム1試合でのチケット販売禁止も言い渡された。ケルンは30日以内に損害賠償の和解のためにアーセナルとコンタクトを取るよう指示されている。
25シーズンぶりの欧州カップ戦出場、そしてその初戦というクラブにとっての一大イベントが思わぬ形で災難を招いてしまった。
【了】