セレッソ大阪に敗れた大宮アルディージャ【写真:Getty Images for DAZN】
29日、明治安田生命第31節の試合が各地で開催された。優勝争いだけでなく、下位でも残留に向けた白熱の争いが繰り広げられている。
降格決定の瀬戸際に立たされてから驚異の粘りを見せてきた最下位のアルビレックス新潟は、ホームでサガン鳥栖に1-0の勝利。一足早く試合を終え、他会場の結果を待つことになった。
16時から開始の試合では15位ヴァンフォーレ甲府、16位サンフレッチェ広島、17位大宮アルディージャが試合を行い、いずれも敗れる結果に終わった。これにより、新潟は今節も辛うじて降格決定を回避することに成功している。
だが、依然として新潟の残留に向けた条件はきわめて厳しい。次節の甲府との直接対決も含めた残り3節に全勝し、甲府が全敗を喫した上で、得失点差の19点の差を覆すことが必要。その上で、広島と大宮の成績も上回らなければならない。甲府戦に勝てなければその時点で降格が決まる。
また、今節の試合に敗れたことで、大宮にも次節の時点で降格決定の可能性が出てきた。甲府が新潟に勝利を収め、大宮がベガルタ仙台に敗れたとすれば大宮は降格決定。もちろん、その場合には新潟の降格も同時に決定する。
今節の結果により、11位のFC東京と12位の仙台は残留が決定した。降格の可能性が残っているのは新潟、大宮、広島、甲府のほか、14位清水エスパルス、13位北海道コンサドーレ札幌までの6チームだ。
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