勝ち越し点を決めた鹿島のFW金崎夢生【写真:Getty Images】
29日、明治安田生命J1リーグ第31節の試合が行われ、首位鹿島アントラーズがアウェイでコンサドーレ札幌に2-1の勝利を収めた。
勝ち点64で首位に立っている鹿島は、ホームでの直近4試合で3勝1分けを記録している好調札幌との一戦を迎えた。2位川崎が勝ち点差2で追ってきていることもあり、鹿島にとっては絶対に負けられない試合となっていた。
前半からリードを奪いたい鹿島は、エース金崎を中心に点を取りに行くも相手の守備陣に阻まれ前半は無得点に。シュート数は鹿島が5、札幌が4と互角の戦いを演じ後半へ突入した。
均衡を破ったのは鹿島の三竿健斗。48分、ペナルティエリア内でボールをキープした金崎夢生の落としをもらった三竿はそれをダイレクトでシュートしゴール。鹿島が先制に成功した。
しかしホームに強い札幌も黙ってはいなかった。59分に交代出場をした兵藤慎剛がその1分後、コーナーキックのこぼれ球に反応し豪快なミドルシュートを叩き込んだ。
首位鹿島は何としても勝たなければならない状況で、エースが得点を決めた。70分、相手の右サイドバックの裏へ抜けパスを受けた金崎は、ペナルティエリア左からシュート。ボールはゴール右隅へ吸い込まれ、鹿島が勝ち越しに成功した。
結局試合はこのまま2-1で終了。札幌の抵抗をかわした鹿島は、勝ち点を67に伸ばし首位を堅持している。
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