チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、自身の後任として先日バイエルン・ミュンヘン監督を解任されたカルロ・アンチェロッティ氏が招聘される可能性があるというメディア報道に憤慨している。英紙『ガーディアン』などが27日付で伝えた。
就任1年目の昨シーズンにいきなりのプレミアリーグ優勝を成し遂げたコンテ監督だが、2年目の今季はやや苦戦。9試合を終えた時点で3敗を喫し、首位マンチェスター・シティに9ポイントの差をつけられている。
また、選手との関係がうまくいっていないとの憶測もあり、監督交代の噂も浮上。後任として、今年9月に成績不振のためバイエルンを去ることになったもう一人のイタリア人指揮官が招かれる可能性もあると報じられていた。
これに対しコンテ監督は、「くだらない嘘ばかりだ」と一蹴。「過去にも多くの監督たちが同じ経験をしてきた。私とクラブ、選手たちの間に問題を生み出そうとしている」とメディアの姿勢に批判を繰り出した。
コンテ監督はこの報道についてアンチェロッティ氏と連絡を取り合ったようだ。「クラブが私を解任しようとしていると書かれるのは受け入れられる。だが他の人間を巻き込むのは正しいことではない。巻き込まれた人間が私に、『それは事実ではない』とメッセージを送らなければならないのは正しいことだとは思えない」と話している。
チェルシーは現地時間28日に行われるプレミアリーグ第10節の試合でボーンマスと対戦。監督交代の噂を払拭するような勝利を挙げることができるだろうか。
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