ドルトムントに所属する香川真司【写真:Getty Images】
【ハノーファー 4-2 ドルトムント ブンデスリーガ第10節】
現地時間28日にブンデスリーガ第10節の試合が行われ、ドルトムントはハノーファーのホームに乗り込んで対戦。
ドイツ杯2回戦のFCマクデブルク戦で得点を決めたドルトムント所属の日本代表MF香川真司は、今回のリーグ戦でもベンチスタートとなった。試合開始して20分、パスに抜け出したハノーファーのフェリックス・クラウスを止めようとしたGKロマン・ビュルキが手を引っ掛けてしまい相手にPKを献上。
主審がビデオ・アシスタント ・レフェリー(VAR)を使用して確認した後、改めてPKの判定を下した。ジョナタスがPKをしっかりと決めてハノーファーに先制点が入る。それでも28分、コーナーキックのこぼれ球をハノーファーのマルヴィン・バカロジュがクリアしようとしたところ、ドルトムントの18歳DFダン・アクセル・ザガドゥにボールが渡り同点ゴールを決めた。
続く36分、プレッシャーをかけたクリスティアン・プリシッチが前線でボールを奪うとゴール前にいたアンドリー・ヤルモレンコにラストパス。決定的な場面を迎えたがヤルモレンコがシュートを外してしまい勝ち越しゴールとはならず。
すると40分、ハノーファーがカウンターから一気に攻め込み、最後にイーラス・ベブがゴールを決めた。勝ち越しゴールを許したドルトムントだったが、52分にヤルモレンコが汚名返上のゴールを決めて同点に追いつく。
しかし59分、裏に抜け出した相手を止めようとしたザガドゥがファールを犯してしまいレッドカードで1発退場。数的不利となり、さらに60分にはフリーキックからフェリックス・クラウスに直接ゴールを決められてしまう。86分にはカウンターからベブに4点目を決められた。
結局、今季最多失点のドルトムントは2-4の敗戦を喫している。今季1部に昇格したハノーファーがドルトムントとの打ち合いを制した。香川はハーフタイム後にゴンサロ・カストロとの交代で途中出場を果たしている。そして今節は2位バイエルン・ミュンヘンと3位ライプツィヒの直接対決が行われるため、ドルトムントの首位陥落が決まった。
【得点者】
20分 1-0 ジョナタス(ハノーファー)
28分 1-1 ザガドゥ(ドルトムント)
40分 2-1 ベブ(ハノーファー)
52分 2-2 ヤルモレンコ(ドルトムント)
60分 3-2 クラウス(ハノーファー)
86分 4-2 ベブ(ハノーファー)
【了】