マンチェスター・ユナイテッドでチームメートだった香川真司とフアン・マタ【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントの日本代表MF香川真司が、「Common Goal(コモンゴール)」という慈善活動に加わることを自身のSNSで発表した。
香川は自身のLINEブログで「コモンゴールとは、マンチェスターユナイテッドのマタ選手を中心として、サッカー選手が立ち上げた団体の名前です。活動としては、自分の給料の1パーセントを活動に寄付し、スポーツを通して世界中の選手達で協力してチャリティ活動や社会問題に対して取り組んでいく事に力を入れていこうと選手発信で進めている活動、団体になります」と説明。
元チームメートのマンチェスター・ユナイテッドのMFフアン・マタから「一緒に世界の人々の為に共に活動をしないか? 真司が興味を持ってもらえるなら詳しく話がしたい!」という誘いがあったという。
香川は「コモンゴールに関しては、ネットの記事で読んではいたので、知っており、興味はありました。マッツ(フンメルス)も参加したのを聞き、僕も何かできないかシーズンの中断期などでタイミングを見てマタに連絡をしようと思っていたので」と以前から関心があったことを明かし、「なんというか、こんなタイミングが合う事があるんだ、と感じましたよ。僕の中では即答でしたね。何か一緒にやらしてくれって!」とすぐに決断したそうだ。
具体的なことはまだ決まっていないとのことだが、「日本人として、アジア人としてもスポーツやサッカーを通じてこの様な活動ができる事。世界中にスポーツで知り合った仲間がいる事。そしてその仲間を通じて活動ができる事は素晴らしいと感じています。サッカーは僕自身にたくさんの事を教えてくれますし、今も数多くの事や希望や考え方を示してくれています。サッカー選手である以上ピッチの上でプレーする事も大事ですが、その他の時間においてもやれる事はあると思います。少しずつ今自分にできる事から進めていこうと思う中で、今回このチームに参加する事ができ、本当に良かったと感じます」と活動に意欲的だ。
マタが立ち上げたこのプロジェクトには、香川が触れたマッツ・フンメルスのほかに、ユベントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニらも参加し、広がりを見せているところだ。
【了】