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関根貴大を地元紙が「何もできなかった」と酷評。ほろ苦い独移籍後初先発に

text by 編集部 photo by Getty Images

関根貴大
浦和レッズ時代の関根貴大【写真:Getty Images】

 ドイツ2部インゴルシュタットに所属するMF関根貴大は、現地時間24日に行われたDFBポカール(ドイツ杯)2回戦のグロイター・フュルト戦に先発出場した。

 夏に浦和レッズからドイツへ移籍して以降、関根はなかなか出場機会を得られずにいた。グロイター・フュルト戦前の段階でリーグ戦1試合に途中出場したのみで、24日が移籍後初の先発出場となった。

 しかし、右ウィングでチームを活性化する働きを披露できず前半のみでベンチに下げられてしまった。インゴルシュタットは相手に先制こそ許したものの、関根が退いた後半に3点を奪って逆転勝利で3回戦進出を決めている。

 45分間のみのプレーだったが、地元メディアは辛辣だった。『ドナウクーリエ』紙は、「日本人のニューカマー・関根貴大が先発メンバー入りし、アントニオ・チョラクも試合開始から長い時間走ることを許された」と、共に出番の確保に苦しむ新加入選手がチャンスを得たことを紹介した。

 だが直後の文章で「彼ら2人は何もできなかった。特に最初の20分間、インゴルシュタットの問題はゲームの組み立てで、その後改善されたが、ゴールに迫る危険なプレーは十分ではなかった」と、チョラクとともに関根のプレーに苦言を呈した。

 2ヶ月近い空白期間を経て、ようやくチャンスをもらった関根だったが、インゴルシュタットのステファン・ライトル監督は交代カードを切った後半から流れが良くなったことを認めており、日本人ウィングが45分間で十分なアピールができたとは言い難い。欧州でのレギュラー奪取に向け道のりは困難を極める。

【了】

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