アグエロは負傷交代【写真:goal.com】
29日に行われたプレミアリーグ第23節、トッテナム対マンチェスター・シティの一戦は、5ー1でアウェーのシティが勝利した。
好調同士の対決だったが、序盤からシティが力の差を見せつける展開でスタートした。4分、アグエロがポストを叩く惜しいシュートを放ち、いきなりゴールを予感させる。
その後も主導権を握り続けるシティは、15分に押し切った。シルバのスルーパスをペナルティーエリア右で受けたアグエロは、難しい体勢でシュート。飛び出してきたGKの位置をうまく感じ、その横をすり抜けるようなボールを流し込んだ。
20分にもアグエロ。左からのクロスにドンピシャリのタイミングで飛び込んだが、このヘディングシュートは相手GKロリスのスーパーセーブに止められる。
トッテナムは36分、セットプレーからドーソンがゴールネットを揺らすも、その前にオフサイドがあったということで認められなかった。
前半終了間際、シティはアグエロが負傷交代するトラブルに見舞われたが、後半も力強いスタートを切った。
試合を大きく左右したのは49分のシーン。ペナルティーエリア内でボールを受けたゼコが転倒した。主審はジャッジを一瞬待ち、副審がローズのファウルと判断。シティにPKが与えられ、ローズにはレッドカードが出た。ローズはボールに対してスライディングを仕掛けたようにも見えたが、トッテナムは10人に。このPKをヤヤ・トゥーレが決めて、トッテナムは追い込まれた。
トッテナムの気落ちをシティは逃さなかった。53分にはシティが分厚い攻撃を見せて、ゼコが3点目を奪う。
一矢報いたいトッテナムは59分、後半から出場のカプーがセットプレーで1点を返すも、試合展開に大きな変化は生まれない。
78分、シティはアグエロと代わって出場したヨベティッチにプレミア初ゴールが生まれると、89分にはコンパニがトドメの一発を決めて5ー1。シティが大勝した。
11月のシティ戦を0ー6で落としていたトッテナムは、シティとの2試合だけで11失点をしたことになる。
シティは、アグエロの負傷の程度が気になるところだが、プレミア8連勝で首位浮上を果たした。