3日前の試合から先発を7人入れ替えたBVB
フレッシュネスを取り戻した。10月24日、DFBポカール2回戦。ボルシア・ドルトムントは敵地に乗り込み、1.FCマクデブルクと対戦した。
3日前のフランクフルト戦から先発が7人入れ替わったBVB。布陣は[4-3-3]だ。ディフェンスラインは左からマルセル・シュメルツァー、ダン=アクセル・ザガドゥ、ソクラティス、マルク・バルトラ。
中盤はワンボランチにヌリ・シャヒン、左右のインサイドハーフに香川真司とマハムート・ダフート。ウイングは左にマキシミリアン・フィリップ、右にアンドリー・ヤルモレンコ。そしてワントップにアレクサンダー・イサクである。
ピーター・ボス監督による前日会見では、コンディションに問題がないとされていたピエール=エメリク・オーバメヤンだが、急遽遠征に帯同しないこととなった。筋肉系の問題とのことである。
BVBはエースFW不在で4試合ぶりの勝ち星を掴みに行くことになったが、人間万事塞翁が馬。今年の1月にAIKソルナから加入した18歳のFWが、見事期待に応えた。
前半はマクデブルクのしっかりとした守備ブロックと、前から来る激しいプレッシングに苦しんだ。まるでチャンピオンズリーグのAPOEL戦を彷彿とさせる試合展開だった。
その一方で、体力的にフレッシュな選手たちが顔を揃えたからか、特にボールを獲られた後の局面で、持ち前の守備を取り戻していた。プレッシングとゲーゲンプレッシング=失われかけていたアイデンティティを、再びピッチ上に示し始めたドルトムント。
そうして迎えた42分。ヤルモレンコの右サイドからのクロスを、ゴール前でイサクが頭で落として、ゴンサロ・カストロが右足で押し込んで先制。ヤルモレンコに寄った香川にDFが釣られ、イサクも敵を2人引き付けたことで、カストロはフリーになっていた。