サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第9節の試合が現地時間の21日に行われ、日本代表DF吉田麻也がフル出場したサウサンプトン(愛称:セインツ)はウェスト・ブロムウィッチにホームで1-0の勝利を収めた。
最近3試合で1分け2敗と苦戦が続いていたサウサンプトンは0-0のまま終盤を迎えたが、85分に決勝点を奪う。交代で出場したばかりのモロッコ代表FWソフィアンヌ・ブファルが自陣内からドリブルで独走し、守備陣を振り切ってそのままシュートを叩き込んだ。
このゴールは、マウリシオ・ペジェグリーノ監督の采配的中により生まれたゴールだったようだ。吉田によるコメントを23日付の英紙『エクスプレス』が伝えた。
「それが監督のプランだった。攻撃的なサッカーをして試合を支配し、それから(ネイサン・)レドモンドとソフィアンヌを入れて違いを生み出そうという考えだった」と吉田は語る。
「後半はよりオープンな戦いになって、中盤には大きなスペースが空いていた。ああいうタイプの選手にスペースを与えればやりたいことをやってくれる。それが監督の望んでいたことだったんだ。ソフィアンヌはクオリティーを見せてくれた」
ブファルは昨年夏に、当時のクラブ新記録となる移籍金1600万ポンド(約24億円)でリールからサウサンプトンに加入。昨季は負傷の影響もあり安定した活躍を見せるには至らなかったが、今回はチームに勝ち点3をもたらす大きな仕事をやってのけた。
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