退場になったレオナルド・ボヌッチ【写真:Getty Images】
ミランは現地時間22日、セリエA第9節ジェノア戦に臨み、ホームで0-0と引き分けた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、チームの奮闘を称えつつ、判定に対する不満を語っている。伊紙『レプッブリカ』が伝えた。
前節ミラノダービーを落としたミランは、下位に低迷するジェノアから勝ち点3が欲しいところだった。しかし、25分にDFレオナルド・ボヌッチが退場となって数的不利になると、最後まで得点を奪えず、リーグ戦4試合ぶりの勝利に届かなかった。
23分、ジェノアのアレアンドロ・ロージがセットプレーでピッチに倒れると、レフェリーはビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)で映像をチェック。その結果、ボヌッチがひじ打ちを見舞っていることが確認されてレッドカードが提示された。この退場についてはSNS上でミランファンも怒りをあらわにしている。
モンテッラ監督は、VARに疑問を抱いており、「これはピッチじゃなくテレビだ。審判が現場の状況を知っているなら、テレビを使うべきじゃない」と主張。「ピッチではひじを使ってポジション争いをする。私はFWだったが、背が低いおかげで相手の顔には当たらず、退場にはならなかった。これはテレビの退場だ。意図したファウルじゃない。ロージを一切見ていなかった」と、不当な判定だと語っている。
さらにミラン指揮官は止まらず、「それが退場になるファウルだというなら、ボナベントゥーラに対するリゴーニのファウルはPKだった。それにカリニッチに対するものでもあっただろう」と判定に一貫性がなかったと指摘している。
9位タイに低迷するミラン。モンテッラ監督の苛立ちはいつおさまるだろうか。
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