マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は、イブラヒモビッチが今後「少なくともあと5、6年」はプレーできるという見通しを語った。スウェーデン紙『エクスプレッセン』がインタビューを伝えている。
昨季ユナイテッドに加入したイブラヒモビッチは、公式戦46試合に出場して28ゴールを記録し、期待を上回るほどの活躍を見せた。だが今年4月には膝に重傷を負い、長期離脱を余儀なくされてしまった。
負傷時点で35歳(現在36歳)という年齢により、キャリア続行が危うくなるのではないかとの不安もあったが、イブラヒモビッチは復帰を目指してリハビリを開始。当初は年明け以降の復帰が見込まれていたが、年内復帰を視野に入れているとの報道もある。
敏腕代理人として知られるライオラ氏は、イブラヒモビッチが今後も長くプレーを続けていくと主張。「まだまだやれる。少なくともあと5年か6年だと思う」と述べ、「やめさせるわけにはいかない。私は今まで何年も彼のために働いてきた。今度は彼の番だ。子供も大きくなっていて金が必要なんだ」と冗談交じりに語った。
イブラヒモビッチは負傷を克服し、これまで以上の強さを身につけて復帰するという見通しも示した。「彼は負傷を嘆くような人間ではない。負傷を通してより強く、より良く、より完全になるような人間だ。以前よりも強くなっている」と代理人は語る。
治療を担当した医師の言葉もそのことを裏付けているという。「あれほどのキャリアを過ごしてきて、あんなに強くきれいな膝は見たことがないと言っていた。40年間膝の治療に携わってきた者にとっても、今まで見てきた中で最高の膝だった」とライオラ氏は話している。
【了】