同胞のルカクらに励まされるミル・スビラー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、ベンフィカの若き守護神を「怪物だ」と称賛した。英メディア『スカイ・スポーツ』で語っている。
ユナイテッドは18日、チャンピオンズリーグ(CL)でベンフィカと対戦した。この試合でベンフィカのゴールを守っていたのが、ミル・スビラーである。
ベルギー人のスビラーは、この試合の時点で18歳52日。ポルトの元スペイン代表GKイケル・カシージャスの記録を塗り替えてGKとしてのCL最年少出場を果たしている。
0-1でベンフィカが敗れたこの試合、唯一のゴールはスビラーのミスで生まれた。ユナイテッドはタッチライン際からFWマーカス・ラッシュフォードがFKを入れると、直接枠に飛んできたボールをスビラーはバックステップを踏みながらキャッチ。自身の体とともに、ボールもラインを越えてしまった。
それでも、モウリーニョ監督の評価は高い。試合後にポルトガル人指揮官は「怪物だね。彼は素晴らしいよ」とコメント。「トップレベルのGKだからこその失点だ。優れていないGKは、ラインにとどまっている。クロスボールに対して出てこない。試合を分析することをしない。スペースをカバーすることはしない。試合前から知っていたよ。このGKは怪物だとね」と絶賛した。
ほろ苦デビューとなってしまったスビラー。モウリーニョ監督の評価どおり、これから世界的な守護神になっていくのだろうか。
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