“トプラク以上ヤルモレンコ以下”のAPOEL
求められるのは“勝利”だけではない。10月17日のチャンピオンズリーグ、グループステージ第3戦。ボルシア・ドルトムントはアウェイでAPOELニコシアと対戦する。
トッテナム・ホットスパーとレアル・マドリーを相手に2連敗を喫し、現在グループHで最下位に位置するBVB。最終的に2位以内に食い込んで、決勝トーナメントに進出するためには、APOEL戦で勝ち点3を獲得することはマストである。
移籍市場専門サイト『トランスファー・マルクト』によれば、キプロスの首都ニコシアに本拠を置くチームの市場価値は17ミリオンユーロ。その戦力値は、ドルトムントの市場価値352,3ユーロの約20分の1である。
同様にBVBの選手たちの市場価値を見ると、DFエメル・トプラクは16ミリオン、アンドリー・ヤルモレンコは18ミリオン。ざっくり言ってしまうと、トルコ南方の地中海に浮かぶ小さな島国のチームの“値段”は、“トプラク以上ヤルモレンコ以下”ということになる。
そんな小国にあるAPOELだが、11/12シーズンのCLでは準々決勝に進出したこともあるように、決して侮ることはできない。グループステージを3位で終えても、ヨーロッパリーグの決勝トーナメントに進むことができる。相手にとっても重要な試合であることに変わりはない。力関係を考慮し、守備ブロックをしっかり築いた上で、ドルトムントに立ち向かってくるはずだ。
14日のブンデスリーガ第8節、RBライプツィヒに2-3で敗れた後で、香川真司は「次のチャンピオンズもすごく大事」と語った。
「次はチャンピオンズがすぐにあるし、次のチャンピオンズもすごく大事だと思うので、中2日でアウェイなので、しっかりとそこに切り替えてやっていく必要があります」