FIFAワールドカップのトロフィー【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、最新のFIFAランキングを発表した。これにより、ロシア・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会に向けたポット振り分けもある程度見え始めてきた。
従来の方式とは異なり、ロシア大会の組み合わせ抽選におけるポット分けは、今月のFIFAランキングのみに基づいて決定される。開催国のロシアが自動的にポット1となるほかは、ランキングの上位から順番にポット1、ポット2、ポット3、ポット4に振り分けられることになる。
現時点でロシアW杯の本大会出場を決めたチームは23ヶ国。まだ9つの枠が埋まっておらず、20チームに予選突破の可能性が残されているため、ポット振り分けの全てが確定したわけではない。
それでも、ポット1に入る8ヶ国は全て確定した。FIFAランキング上位7ヶ国のドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスは全て本大会出場を決めているため、これにロシアを加えた8チームがポット1となる。
スペイン、イングランド、コロンビア、メキシコ、ウルグアイの5ヶ国はポット2に入ることが確定。以降は、どのチームが最終的に予選を突破するかによってポット分けが変わってくる。
日本代表はポット3またはポット4となるが、ポット3に入るためには44位の日本よりランキングの低い8チームが予選を突破する必要がある。現時点で予選突破を決めているのはパナマ(49位)、韓国(62位)、サウジアラビア(63位)の3チームだ。
アフリカ予選のグループCで予選突破を争うモロッコとコートジボワールは、いずれのチームが突破しても日本よりランキングが低いため、少なくとも4チームが日本より下位となることは確定している。
それ以外に必要な条件は「ギリシャが欧州予選プレーオフに勝利すること」「ホンジュラスがオーストラリアとの大陸間プレーオフに勝利すること」「ニュージーランドがペルーとの大陸間プレーオフに勝利すること」「セネガルが敗退し、ブルキナファソ、カーボベルデ、南アフリカのいずれかが突破すること」の4つ。この4つが全て満たされない限り日本はポット4に入ることになる。
▼ポット1確定(数字はFIFAランキング)
65. ロシア(開催国)
1. ドイツ
2. ブラジル
3. ポルトガル
4. アルゼンチン
5. ベルギー
6. ポーランド
7. フランス
▼ポット2以下(数字はFIFAランキング)
8. スペイン
10. ペルー(大陸間プレーオフ)
11. スイス(欧州プレーオフ)
12. イングランド
13. コロンビア
15. イタリア(欧州プレーオフ)
16. メキシコ
17. ウルグアイ
18. クロアチア(欧州プレーオフ)
19. デンマーク(欧州プレーオフ)
21. アイスランド
22. コスタリカ
23. 北アイルランド(欧州プレーオフ)
25. スウェーデン(欧州プレーオフ)
26. アイルランド(欧州プレーオフ)
28. チュニジア(アフリカ予選)
30. エジプト
32. セネガル(アフリカ予選)
34. イラン
35. コンゴ民主共和国(アフリカ予選)
38. セルビア
41. ナイジェリア
43. オーストラリア(大陸間プレーオフ)
44. 日本
47. ギリシャ(欧州プレーオフ)
48. モロッコ(アフリカ予選)
49. パナマ
55. ブルキナファソ(アフリカ予選)
61. コートジボワール(アフリカ予選)
62. 韓国
63. サウジアラビア
64. カーボベルデ(アフリカ予選)
69. ホンジュラス(大陸間プレーオフ)
74. 南アフリカ(アフリカ予選)
122. ニュージーランド(大陸間プレーオフ)
【了】