元ブラジル代表のカカー【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)のオーランド・シティ対コロンバス・クルー戦が現地時間の15日に行われ、アウェーのコロンバスが1-0で勝利を収めた。
オーランドに所属する35歳の元ブラジル代表FWカカーは、今季限りでの退団を先日表明。オーランドはプレーオフ出場を逃したため、レギュラーシーズンのホーム最終戦であるこの試合が本拠地でのラストマッチとなった。
試合前の国歌斉唱の際には、カカーは感極まった様子で目をうるませ、涙が頬をつたう様子もカメラに捉えられていた。試合は0-1での敗戦に終わり、最後のホームゲームを勝利で飾ることはできなかった。
「ピッチに立った時には色々なことが頭に浮かんで、試合に集中するのは難しかった。本当に、本当に特別な試合だったから勝利で終えたいと思っていた」とカカーは試合後にコメントしている。MLS公式サイトが伝えた。
現役引退を明言はしていないカカーだが、フィジカルコンディションに問題を抱えていることも認めており、オーランド退団後もプレーを続行するかどうかは定かではない。ブラジル代表やビッグクラブの中心として活躍し、バロンドールも受賞した名選手は、このままスパイクを脱ぐことになるかもしれない。
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