ボルシア・ドルトムントのMF香川真司は、ベンチから見守ったRBライプツィヒ戦が「すごく勉強になった」と語っている。

　ここまでブンデスリーガで無敗を続けていたドルトムントは、現地時間14日のRBライプツィヒ戦を2-3で落とした。

　出番が訪れなかったこの試合のあと、「完敗じゃないですかね」と香川。「相手の方が圧力かけて試合していた。4-4-2に対してうまく対処できていなかったんで、あれだけ前からこられたときに、ボールの収まりどころであったり、セカンドボールでも全て負けていた」と振り返っている。

　RBライプツィヒについて香川は「チームの形が去年もはっきり出ていた。選手の距離感だったり、戦い方はすごく統一されている。すごく良いチームだと感じた」と述べ、「こういう激しい戦いの中でどう勝ちきるかっていう意味ではすごく勉強になった。いろんなものを考えながら見ていました」と話している。

　その厳しい試合の中でも、香川は活躍のイメージを描いていた。「4-4-2で2トップ、両サイドハーフ、2ボランチが結構前にきていた。でも、2ボランチは決して守備的な選手じゃないから、やっぱりどこかで必ずギャップが生まれている。やっぱり、ちょっとしたスペースがあったので。そこをうまく突ければ良かったし、そこにうまく呼び込めば、かわせた部分は多々あったと思う」と分析している。

　こういった相手との試合こそ、成長のチャンスだ。香川は「プレッシャーが連動した激しい相手とやることは、自分のレベルアップにつながる。今日は外から見ていてもレベルの高い相手だったので、そういう中でやりたかったというのはありましたけど、次に切り替えます」と悔しさをこらえた。

　ドルトムントは17日、APOELとチャンピオンズリーグ（CL）で対戦する。「次のCLはすごく大事だと思う。中2日でアウェイなので、切り替えていく必要がある」と香川は先を見た。

（取材：本田千尋【ドルトムント】、文・構成：編集部）

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