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大迫、長澤、田邊の所属クラブが奮闘、来季は日本人対決増える可能性も。欧州二部リーグ前半戦総括

欧州リーグはウィンターブレークが明け、いよいよ後半戦に突入した。熾烈な戦いが繰り広げているが、各国の2部リーグも熱い。日本人選手所属クラブも奮闘しており、来季はさらに一部での日本人対決が増えるかもしれない。

text by 海老沢純一 photo by Ryota Harada

お騒がせクラブ、パレルモが首位

 イタリアでは、ユヴェントスが連覇に向けて首位に立ち、ドイツでもバイエルンが連覇へ独走。スペインではバルセロナの連覇阻止へアトレティコ・マドリーが勝ち点で並ぶ2位と健闘。イングランドでは、アーセナルが03-04シーズン以来の優勝へ首位ターンを決めた。

 各国折り返し地点に差し掛かり、優勝争いへ向けてサポーターの鼻息も荒くなる頃、来シーズンを世界が注目するトップリーグで迎えようと2部リーグで奮闘するクラブに注目してみた。

 まず、イタリア・セリエB(22節終了時点)で首位につけるのはパレルモ。かつてはオーナーが巨額の投資し、セリエAで5位フィニッシュを飾るなど躍進を遂げたクラブも、度重なる短期間での監督交代や経営方針の変更が災いし、昨シーズンに降格(今季もガットゥーゾを早々と解任し、話題を呼んだ)。

 それでも、今季は2位エンポリに勝ち点差2ながら首位に立ち、再びセリエAの舞台に戻るために奮闘している。

 また、PO圏内の3位には87-88シーズン以来のセリエAを狙うアヴェッリーノがつける。4位のヴィルトゥス・ランチャーノとは勝ち点1差で、勝ち点3差に10位までがつける大混戦となっている。

 ちなみに、DF長友佑都がかつて在籍したチェゼーナはPO圏内の5位と奮闘。MF中村俊輔が在籍したレッジーナは3部降格圏内の21位と苦戦している。

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