東京五輪の代表指揮官に就任した森保一監督【写真:Getty Images】
日本サッカー協会が12日、2020年の東京五輪で男子日本代表を率いる指揮官に前・サンフレッチェ広島監督の森保一氏が就任したことを発表した。
現役時代は広島やベガルタ仙台などでプレーし、代表では“ドーハの悲劇”を経験している。引退後はユース年代代表のコーチなどを歴任し、2012年に広島の監督に就任した。
すると就任1年目でJ1優勝。2013年と2015年にもチームをリーグ優勝に導いた。育成面に定評があり、その手腕を買われて東京五輪の男子日本代表監督に抜擢された。指揮官に就任した森保一氏は「このたび、東京2020オリンピックに出場する代表チームの監督に選出されましたことを大変光栄に思います。2020年は地元開催ということから、重責を感じるとともに身の引き締まる思いでおります」と語っている。
続けて「監督としてタスクは大きく二つあります。一つはもちろん成績です。日本サッカーが長足の進歩を遂げた今、オリンピックもワールドカップも出場することが目標の大会でなく、そこでトップに食い込むことが使命になっています。ですから、目指すところは当然、メダル獲得です。「日本サッカーの父」と言われたクラマーさんの教えの通り、「大和魂」を胸に最高峰の舞台に臨み、世界に「日本サッカー」の名を轟かせたいと考えています」とコメント。
最後に「歴代監督と同様、この2020東京を経て、2022年のワールドカップカタール大会に多くの代表選手を送り込むことも重要な任務だと考えています。JFA、47都道府県サッカー協会をはじめ、多くの選手を育ててきた全国の指導者の皆さん、チーム関係者の皆さんのご努力に報いるため、また、ファン・サポーター、ご支援いただいている企業・団体など全ての皆さんの応援に応えるために、全身全霊をかけて戦いに挑みたいと考えております。これからも熱い応援をよろしくお願いします」と意気込みを語っている。
【了】