アル・サッドのシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】
元スペイン代表のMFシャビ・エルナンデスは、2022年ワールドカップ(W杯)で開催国カタール代表の監督を務めることに意欲を見せている。フランス『AFP通信』がコメントを伝えた。
バルセロナで長年にわたって活躍し、黄金時代の象徴的選手のひとりとなったシャビは、2015年にカタールのアル・サッドへ移籍。37歳の現在もプレーを続けているが、クラブとの現在の契約は来年夏で満了する。
選手としてプレーする一方でシャビは、カタール代表のアシスタントコーチも務め、今年7月に就任した同じスペイン人のフェリックス・サンチェス監督をサポートしている。
2022年W杯で自ら監督を務める可能性について、シャビは「ここで代表チームを指揮することができれば素晴らしいことだ」とコメント。「経験やスタッフなど、まだまだ必要なものばかりだが、少なくともカタールの選手たちや環境については知っている。監督になることは僕の目標だと思う」と意欲を見せている。
指導者としてのシャビは、やはりバルサで選手として経験してきたスタイルを踏襲していくことになりそうだ。「ヨハン・クライフやフランク・ライカールト、(ルイス・)ファン・ハール、ペップ・グアルディオラなどの遺産を、バルセロナだけでなく世界のサッカーで受け継いでいくべきだと思う」と自身が指導を受けていた監督たちの名前を挙げた。
カタール代表は、初のW杯本大会出場を目指していたロシア大会のアジア最終予選で敗退。2022年大会では、予選突破を一度も経験することなく開催国枠で初出場を果たすという史上初の不名誉な状況に甘んじることになる。
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