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香川真司、課題残る試合も「経験できたことをプラスに捉えて」

text by 編集部 photo by Getty Images

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香川真司【写真:Getty Images】

【日本 3-3 ハイチ キリンチャレンジカップ2017】

 日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2017でハイチ代表と対戦し、3-3で引き分けた。

 59分からピッチに立った香川真司は、後半アディショナルタイムにゴールを奪い、チームを敗戦の危機から救った。自身の得点に関しては「最低限だと思う」とし、「ゲームコントロールして勝ち切らなきゃいけない試合でしたけど、引き分けで終わることは最低の結果だったとは思う」と続けた。

 この日はベンチスタートとなった香川は、「前半の半ばくらいからちょっとペースがダウンしていたので、もう1つギアアップしなきゃいけなかった。流れを変えるって意味ではそういう気持ちで入った」と述べる。実際、香川を起点に連動してゴールに迫ろうとする形はあった。しかし、効果的な崩しがあったとは言い難い。

 ハリルジャパンの10番は「距離感はみんなが攻撃的に行っている分、人数はいますけど、コンビネーションや連動性っていうのはやはりなかなか生まれていなかった」と語った。

 自身が挙げた同点ゴールについては、両サイドバックが高い位置に出てきたことで「ビッグチャンスが生まれた」と分析する。

「あの場面が唯一、(原口)元気から車屋(紳太郎)に入って、うまく攻撃のリズムが乗った、連動性のある攻撃ができた場面だったのかなと。それ以外に関してはやはりリズムは生まれなかったのかなと思う」

 収穫よりも課題の方が多い試合だった。それでも「これからブラジル、ベルギーって考えた時に、逆にここで経験できたことをプラスに捉えてやるしかないし、次に繋げていくしかない」と、香川は前を向いた。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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