香川真司【写真:Getty Images】
【日本 2-1 ニュージーランド キリンチャレンジカップ2017】
日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2017でニュージーランド代表と対戦し、2-1で勝利した。
香川真司はスタメン出場を果たしたが、他を圧倒するようなインパクトは残せなかった。前半には、バイタルエリアでの落ち着き払ったプレーからシュートを狙ったが、惜しくもポストに嫌われた。
何度か日本のチャンスに絡んだものの、目に見える結果は残せていない。次第に存在感が弱まると、60分にピッチを後にした。
「もちろん結果はほしかったですけど、正直、なかなか評価しづらいゲーム。W杯出場を決めた後ってこともありますしね。みんなのモチベーションも含めて、少し難しさがあるのは当たり前で」
本大会での躍進を目指すハリルジャパンだが、香川はニュージーランドとのテストマッチについて「W杯という意味では正直、何の意味のある試合なのか…」と振り返った。
「相手のインテンシティーもそんなに高くなかったですし、やっぱW杯を見据えるって意味では正直、こういうレベルはたぶんないと思う」
今回のニュージーランド、ハイチとの2連戦は選手のテストの場でもある。香川もそのことを理解しており、こう話す。
「みんなを使いたいって監督も言っていたので、そういう意味ではまた新たな選手が出る中で、どれだけ違った良さが出るか。その意味では、みんながギラギラすると思いますしそういうところの底上げであったり、発見ってものは少なからず求められるゲームだと思っている」
個人として、チームとして収穫と課題を見つけ、今シリーズを終えたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】