日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:田中伸弥】
【日本 2-1 ニュージーランド キリンチャレンジカップ2017】
日本代表は6日にキリンチャレンジカップ2017の試合を行い、ニュージーランド代表に2-1の勝利を収めた。試合中にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督がタッチライン際からピッチ内へとボールを蹴り返して審判団への怒りを表現する場面もあった。
前半にFW武藤嘉紀が相手からの激しいチャージを受けて転倒するプレーがあったが、主審はファウルを取らずプレーを続行。武藤が倒れているのを見たニュージーランドの選手がボールをタッチラインへ蹴り出すと、そのボールが転がった先にいたハリル監督は右足でボールを力強く蹴り返した。
試合後の会見で監督は、この場面について「テクニックを見せたいと思った。良いテクニックだったね(笑)」と冗談交じりにコメントしつつ、やはり審判団への怒りを表した行為であったことも認めた。
「選手が怪我をしているかもしれないのに、レフェリーがそこで止まっていることに対してフラストレーションが溜まっていた。監督というのはフラストレーションを溜め、良くないと思われるジェスチャーをしてしまうものだ」とボールを蹴り返した理由について説明。第四審判にはしっかり謝罪したということも付け加えた。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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