グアリン&ヴチニッチ破談の余波残る【写真:goal.com】
MFフレディ・グアリンとFWミルコ・ヴチニッチのトレード破談をめぐって関係の悪化したインテルとユヴェントスだが、和解に向けた動きがあるようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが伝えている。
一旦は成立目前まで迫ったグアリンとヴチニッチのトレードだが、インテル側が交渉の中止を決めたことで破談。ユヴェントスはこのインテルの動きに対して痛烈な批判を繰り出していた。
両クラブは今週末のセリエAでの対戦を前に険悪な状態に陥っているが、現在イタリアを訪れているインテルのエリック・トヒル会長は、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長と直接接触して和解を図る可能性もあるようだ。アニェッリ会長は「まだ連絡は取っていないが、電話ならいつでも受ける」とコメントしている。
一方で両会長の間では、ヴチニッチのインテルへの単独移籍に向けた交渉が行われるのではないかとの見方もある。だがインテルのマッシモ・モラッティ名誉会長はこれを否定している。
「インテルのファンはユヴェントスに対して特にライバル心を感じている。交渉の結末を受けての彼らのリアクションを批判することはできない」
「これからこの件がどう終わることになるのかは分からない。再開? 交渉を再スタートさせる可能性はないと思う」
一方で『トゥットスポルト』は、ヴチニッチのインテル単独移籍には可能性があるとして、ユヴェントスが代役としてサウサンプトンFWパブロ・オスバルドの獲得に動く見通しだと伝えている。