鹿島アントラーズの植田直通【写真:Getty Images for DAZN】
日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2017のニュージーランド戦に向けた合宿2日目の練習を豊田市内で行った。DF植田直通は、来年のロシア・ワールドカップ(W杯)本大会出場に向けて自身の持ち味である力強い守備をアピールしていきたいという思いを語った。
2015年から日本代表に招集されている植田だが、これまで試合には出場していない。日本がW杯予選突破を決めたオーストラリア戦ではベンチ外を告げられる悔しさも味わった。
「チャンスがあるかは分からないですが、あると思って準備しないといけないと思う」と植田は代表での心構えについてコメント。「それはいつも通りで、今回試合に出られれば、W杯に出場するためには自分のプレーをやらなきゃいけない。練習から意識を持ってやりたいと思います」と語った。
フィジカルや高さを持ち味とするニュージーランドについては、「そういう相手は僕は大好き。そういったところでは負けられない」と植田。「日本人が弱いと言われている部分を覆したいと思っているし、僕は真正面からいって相手を吹き飛ばすくらいのプレーが持ち味なので。そういったところを海外の選手相手にも出していきたいと思います」と自身のアピールポイントを強調した。
強豪相手との対戦となるW杯本大会では、「あまり自分たちがうまくいかない中で守る形も増えてくる」と予想し、「そういった状況でも守りきる力が必要になってくると思うので、そこでも自分の力が出せればと思います」と語る植田。ロシアの舞台でその力を発揮するため、まずは代表デビューの一歩を踏み出したいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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