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“無観客試合”なのに観客がピッチ侵入…バルサ戦に忍び込んだ男の目的は?

text by 編集部 photo by Getty Images

バルセロナ
カンプ・ノウのピッチ上に侵入者【写真:Getty Images】

 現地時間1日に行われたリーガエスパニョーラ第7節のバルセロナ対ラス・パルマス戦は、観客を入れずに無観客試合として行われた。それにもかかわらず、どこからかスタジアムに入り込んだ一人のファンがピッチ上にまで侵入する一幕があった。

 この日、バルセロナなどカタルーニャ自治州の各地では、スペインからの独立の是非を問う住民投票が実施された。その影響で生じた混乱により、試合の安全を確保することが困難であるとして、バルサはラス・パルマスとのホームゲームを延期することを当日朝から要請していた。

 結局延期は認められず、試合は無観客試合として行われた。空っぽのスタジアムでの試合は、FWリオネル・メッシの2得点などによりバルサが3-0の勝利を収める結果に終わった。

 だが後半にメッシがチーム2点目のゴールを決めたあと、観客のいないスタジアムでは起こり得ないはずの事態が発生。スタンドから一人の男がピッチ内に侵入し、程なくスタッフに取り押さえられてピッチ外へと連れ出されていった。

 男が着ていた黄色いシャツには、「独立」という言葉が書かれていた。また、ピッチ侵入前にはカタルーニャ独立を主張する団体のフラッグを観客席に掲げていたことも確認されている。政治的主張をアピールする目的での行動だったようだ。

【了】

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