ケビン・ドイル【写真:Getty Images】
アイルランド代表FWケビン・ドイルが、現役引退を決断した。所属するメジャーリーグサッカー(MLS)のコロラド・ラピッズが発表している。
ドイルは10月のワールドカップ欧州予選に向けたアイルランド代表にも呼ばれていたが、突然の現役引退となった。原因は頭痛。医師の助言を受けてスパイクを脱ぐことになったそうだ。
引退を決めた34歳のドイルは「医学的なアドバイスを受けて引退を発表することになった。悲しいことだ」と発表。「今年はヘディングで問題が起きていることが明らかだった。それで何度も頭痛になっている。今シーズンは2度脳震とうがあったし、過去に何度もやっているんだ」と、長年にわたって頭痛に悩まされていたことを明かした。
そして、「症状の深刻化を防ぐため」、専門医のアドバイスもあって現役を退くことを決めたと話している。
ヘディングはサッカーに不可欠な要素だが、これが人体に与える影響は長年議論が続いている。ドイルの現役引退は波紋を広げるかもしれない。
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