チェルシーのアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
チェルシーのサポーターは、スペイン代表FWアルバロ・モラタを応援するチャントの歌詞を変更した。モラタやアントニオ・コンテ監督はサポーターへの感謝の意を表している。英紙『インディペンデント』などが伝えた。
モラタは今年夏の移籍市場でレアル・マドリーからチェルシーに加入。サポーターはモラタを称える新たなチャントを作成したが、その内容が差別的であるとして問題視されていた。
問題視された歌詞は、「彼(モラタ)はレアル・マドリーからやってきた。彼はくそったれのYidsが大嫌いだ」というものだった。「Yids」はライバルクラブであるトッテナムを指すが、本来はユダヤ人に対する差別的な単語だという。
現地時間23日に行われたプレミアリーグ第6節のストーク・シティ戦では、モラタはハットトリックの活躍でチェルシーの4-0の勝利に大きく貢献。サポーターは歌詞を変更したチャントでその活躍を称えた。「アルバロはスペインからやって来た。(トッテナムのエース)ハリー・ケインより優れている」というのが新たな歌詞だった。
コンテ監督は試合後の会見で、「良い変更だった。新しいチャントを嬉しく思っている」とサポーターの対応を歓迎。モラタも自身のツイッターアカウントで、「新しい歌をありがとう! 君たちは最高だ!」とメッセージを投稿している。
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