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バルサ&マンU、1月に移籍金ゼロのブラジル代表MF争奪戦か。インテルも関心

text by 編集部 photo by Getty Images

ルーカス・リマ
サントスの10番を背負うブラジル代表MFルーカス・リマ【写真:Getty Images】

 ブラジルの名門サントスで10番を背負う同国代表MFルーカス・リマの周囲がにわかに騒がしくなってきている。

 英紙『マンチェスター・イブニングニュース』によれば、地元マンチェスター・ユナイテッドとバルセロナ、そしてインテルが1月にルーカス・リマの獲得を目指しているという。

 27歳でブラジル代表経験を持つアタッカーは、今年12月末でサントスとの契約が満了を迎える。しかし、代理人を務めるルーカス・バディーア氏は、選手本人が契約延長を拒否しており、1月に「移籍金ゼロ」の選手としてヨーロッパ行きを目指していると明かした。

 この夏の移籍市場が開いていた頃にも、バルセロナ移籍の噂が持ち上がっていた。親交のあるネイマールが在籍していたこともあり、来年1月の加入で正式合意に至ったとまで報じられていたほどだった。だが、ルーカス・リマ本人は「バルセロナからのオファーはなかった」とブラジルメディア『グローポ』に明かし、噂そのものを否定していた。

 これまでの報道を総合すると、今年の夏の段階でプレミアリーグのクリスタル・パレスやトルコの強豪フェネルバフチェ、中国の河北華夏幸福からオファーがあったようだ。結局は本人がより大きなクラブへの移籍を望んで拒否したが、契約が切れる来年1月にはブラジル国外への移籍に向かっていると見て間違いないだろう。

 ルーカス・リマは過去にレアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンなども関心を寄せていた実力者で、27歳になっても移籍市場での人気ぶりに衰えはない。ユナイテッドやバルセロナに加え、復権を目指すイタリアの名門インテルも触手を伸ばしているとなれば争奪戦は必至だ。

 ネイマールがリオデジャネイロ五輪出場を優先して欠場した2016年のコパ・アメリカ・センテナリオではブラジル代表の10番を任されたルーカス・リマ。攻撃的なポジションならどこでもこなせる万能型の技巧派アタッカーは、どのクラブに加入しても攻撃のクオリティを向上させる重要なピースとなるポテンシャルを秘めている。

【了】

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