「明確なチャンスだったので一度は決めるべきだった」
セリエAのACミランMF本田圭佑が26日のアウェイ、カリアリ戦で先発フル出場した。戦前はトップ下での起用が予想されていたが、4-2-3-1システムの右攻撃的MFを務め、後半44分にCKから決勝点をアシスト。2-1での逆転勝利に貢献した。
前節ベローナ戦とイタリア杯敗退の決まったウディネーゼ戦では地元メディアから酷評された本田だが、ミラン番記者は決勝アシストにも関わらず、評価はそこまで上がらなかった。
イタリア最大紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のマルコ・パソット記者は勝利にも関わらず採点は『5.5』と低調。
「今日は最高のホンダではなかった。3回の決定機をはずした。簡単ではなかったが、明確なチャンスだったので一度は決めるべきだった。高いシュート技術を持った選手としては想定外のことだった。その点では向上の余地がある」
前半17分のGKとの1対1の場面でシュートを決められないなど、決定力を示せなかった「背番号10」に厳しい視線を浴びせていた。
「ドリブルなどはなかなか良かった。ミランはポゼッションにすごく苦労している。彼もゲームメークに関わらなければいけないが、他の選手同様に危機的状況であることには変わりない。勝ったけれど幻想を抱いてはいけない。悪いミランだった。
勝利はチームを向上させるだろうが、内容を更に高めなければいけない」イタリア杯敗北とリーグ戦の苦境で来季のヨーロッパのカップ戦の難しい現状に名門ミラン番の声は未だ手厳しかった。
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