ポートランド・ティンバーズのサポーター【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)のポートランド・ティンバーズは20日、「5歳」のGKデリック・テレスくんと1試合の契約を交わしたことを発表した。
デリックくんは脳腫瘍を患い、闘病生活を送っているという。病気に苦しむ子どもたちの夢を実現することに協力する団体「Make-A-Wish Oregon」の力添えにより、ポートランド・ティンバーズのトップチームの選手になるという夢が叶えられることになった。
デリックくんは22日に練習場を訪れて監督やチームメートらと対面し、7歳の兄とともに練習に参加する予定。ロッカールームにも専用のロッカーが用意され、ユニフォームも作成されるとのことだ。
24日にホームで行われるMLSのオーランド・シティ戦では出場メンバーとともにピッチに入場することになる。チームのウォーミングアップ中にはベンチに入り、その後は両親とともに試合を観戦することが予定されている。
「デリックは非常に才能に恵まれた若いGKだ。今週末の試合に向けて彼と契約できたことを嬉しく思っている」とカレブ・ポーター監督はコメントを述べている。
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