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森本貴幸、29歳でキャリア初のハット。15歳で最年少デビュー、イタリアでも活躍

text by 編集部 photo by Getty Images

森本貴幸
川崎フロンターレの森本貴幸【写真:Getty Images for DAZN】

 天皇杯4回戦の試合が20日に行われ、川崎フロンターレは清水エスパルスに4-1の勝利を収めて準々決勝へ進んだ。川崎Fの元日本代表FW森本貴幸は3得点を挙げる活躍で勝利に貢献している。

 先発した森本は前半8分、縦パスを受けてエリア内に抜け出し、GKとの1対1の形から先制ゴールを記録。清水に同点に追いつかれたあと、41分には右からのクロスに強烈なヘディングで合わせて2点目を奪った。49分にもスルーパスを受けてチームの3点目となるゴールを記録し、ハットトリックを達成した。

 森本は16日に行われたJ1第26節の清水戦でもゴールを決めており、同じ相手との連戦で連続ゴール。また、29歳にして公式戦ではキャリア初のハットトリック達成となった。

 2004年に当時のJリーグ最年少記録となる15歳10ヶ月6日でのデビューを飾った森本は、すでに13年以上の長いキャリアを歩んできた。18歳でイタリアへと渡り、セリエAでローマから2得点を奪うなどの活躍もあったが、日本でもイタリアでも、2013年に半年プレーしたUAEでも公式戦でのハットトリックはなかった。

 2013年には帰国してジェフユナイテッド千葉に加入し、昨季から川崎Fでプレー。今季J1では先発出場はないが、短い出場時間で3ゴールを挙げている。初のハットトリックで勢いをつけ、さらに調子を上げていくことができるだろうか。

【了】

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