ホームで強いヴェローナに3-1【写真:goal.com】
26日に行われたセリエA第21節、エラス・ヴェローナ対ローマの一戦は、3-1でアウェーのローマが勝利を収めた。
前日の試合で首位ユヴェントスが引き分けたため、白星で勝ち点差を縮めたいローマ。ガルシア監督はトッティをベンチスタートとし、前線はジェルビーニョ、デストロ、リャイッチが入った。中盤ではピアニッチが先発から外れ、ナインゴランがスタメンに名を連ねる。
前節ミラン戦でも終盤にPKで決勝点を許すまで守備の堅さを見せたヴェローナは、ローマになかなか決定機を許さず。だが、39分にセンターバックのマイエッタが負傷。担架で運ばれピッチを後にし、ドナデルとの交代を余儀なくされる。
すると、前半終了間際のアディショナルタイム、ローマが均衡を破った。中盤でボールを拾ったジェルビーニョが、左サイドで縦に突破して一気にペナルティーエリア内へ。この折り返しにリャイッチが合わせ、ローマがリードを奪って前半を終えた。
しかし、10試合で8勝2敗とホームでの強さを見せるヴェローナは、後半の立ち上がりに試合を振り出しに戻す。49分、右サイドでイトゥルベがカスタンからボールを奪うと、中央のドナデルを経由して、ペナルティーエリア外からハルフレッドソンが左足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール右に決まった。
勢いを取り戻したヴェローナに対し、ローマは60分にナインゴランを下げてピアニッチを投入する。するとその60分に勝ち越しに成功した。CKが流れたところ、ペナルティーエリア内左で拾ったジェルビーニョが、中央に切り込みつつ右足シュートを流し込んだ。
再びリードを奪ったローマは、フロレンツィ、トッティと投入。そのトッティのシュートやFKからのチャンスメークなどで、ヴェローナゴールを脅かす。すると81分、トロシディスがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをトッティが確実に決めて勝負をつけた。
アウェーで5試合ぶりと久しぶりの白星を手にしたローマは、これで3連勝。ユヴェントスとの勝ち点差を6に縮めている。