ゴールを決めたユスファ・ムココ【写真:Getty Images】
現地時間13日に国際親善試合が行われ、U-16ドイツ代表はU-16オーストリア代表と2回目の対戦を行い2-1の勝利をおさめた。この試合で、U-17ドルトムントに所属する12歳のFWユスファ・ムココが初めてスタメン起用され2ゴールを決める活躍を見せている。
試合開始して12分、左後方からのクロスをムココがダイレクトボレーで合わせて先制。続く24分にはコーナーキックからのこぼれ球を拾ったムココが追加点を決めた。64分に1点を返されたものの、リードを守り切ったU-16ドイツ代表が2-1の勝利をおさめている。12歳ながらU-16ドイツ代表に“飛び級”招集され、現地時間11日のU-16オーストリア戦でデビューを果たしたばかりだが、出場2戦目にして早くも結果を残した。
ムココは、2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、昨年5月にドルトムントへ移籍した。
ドルトムントでもU-15チームでプレーすることになったムココは、21試合で33ゴールを記録する活躍を見せている。今季からはさらなる飛び級でU-17チームに引き上げられたが、このカテゴリーでも早くもその才能を発揮していた。
シーズン開幕戦となるウンテラート戦(現地時間13日に開催。3-0勝利)でU-17デビューを果たすと、その試合でいきなり2ゴール。その後、ボーフム戦で2得点、ビクトリア・ケルン戦で4得点、HombrucherSV戦で2得点、そしてアレマニア・アーヘン戦でも3ゴールを記録し、2度目のハットトリックを達成。今季公式戦5試合出場で13得点を決めていた。
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